説教集





■ルカ福音書を読もう  
    下に降りて見つける喜び 
及川 信
日本キリスト教団出版局  定価(本体2,600+税)
2021年9月15日発行

神を、キリストを信じている。平和を求めている。口ではそう言いながら、私たちの思いや行いはいつの間にか自分中心になっていないか。教会も結局「この世」の一部になってしまってはいないか。私たちを神に委ねるとき、この世が示すものとは本質的に違う生きる喜びが生まれ、賛美への道が開ける。ルカ福音書と共にエルサレムへ、十字架へ、復活へと歩むイエスの足取りをたどりつつ、キリスト教信仰の本質を力強く説く。





■ ルカ福音書を読もう 上
    この世を生きるキリスト者 
及川 信
日本キリスト教団出版局  定価(本体2,600+税)
2020年7月22日発行
神と共に変わりつつ
たとえ話の宝庫、ルカ福音書。
全体の文脈を通して読み解くことで、一つひとつのたとえ話がさらに深く私たちの心に響く。
私たちを変え、そして自身も変わり続ける、生ける神の声を聞こう!















■神の国 
及川 信
一麦出版社 (定価2400円+税)  
2017年9月26日発行

「神の国」の重要な柱は十字架と復活。ルカによる福音書の「神の国」という語のある箇所のみをセレクト。「神の国に生きよ」と招く神の言葉を力強く語る。








■ イエスの降誕物語   クリスマス説教集 
及川 信
教文館 定価(本体2,100円+税)
2016年9月15日発行
「クリスマス」は危険な祭り? 福音書が「民全体の大きな喜び」と告げるイエスの誕生は、当時のユダヤ社会で 本当に喜びとして迎えられたのか。クリスマスを祝う意味を真摯に問う説教集。
世の中のクリスマスは「甘すぎる」・・・・皆、古い自分を喜ばせすぎる。聖書を読めば、クリスマスとは神ご自身が危険な旅に一歩を踏み出したことである。十字架への歩み、それは必ず罪びとの一人として死ぬことを意味する。その御子を我が身に迎えるクリスマス(キリスト礼拝)が、家族や恋人、あるいは友人たちが会って楽しむだけであるはずがないではないか。(「あとがき」より)


■ 主の祈り  説教と黙想 
及川 信
一麦出版社 定価(本体1,800円+税) 
2015年5月1日発行
福音に生きるとはどういうことなのか? 主イエスの教えの中核である「主の祈り」をとおして、全地全能の神を 「我らの父」と呼べる幸いを語る。
主イエスをとおして父なる神と出会い、「父」よ、と呼びつつ、「信仰の創始者または完成者であるイエスを見つめながら」生きることができる。「主の祈り」は、わたしたちがその幸いと喜びのもとへと招かれていることを教えているのである。(「あとがき」より)


■ 天地創造物語 説教と黙想
及川 信
教文館 定価(本体1,800円+税)
2014年5月15日発行
「初めに、神は天地を創造された」で始まる天地創造物語は、文字通り起こった出来事 なのか。「天地創造」に秘められた問いと願いを解き明かす説教集。
創世記一章は「天地創造物語」と呼ばれます。ひょっとしたら「信仰とは、こんな荒唐無稽な話を信じる事なのか・・・・・・」と思う人もいるかもしれません、しかし、「天地創造物語」を書いた人が、何を信じ、何を信じて欲しいと願って書いたのか、それが問題となります。・・・・・自分自身が深刻な問いを持って読む時、この「天地創造物語」は初対面の時とは全く異なる顔を見せてきます。(「まえがき」より)
■ 盲人の癒し・死人の復活  ヨハネによる福音書 説教と黙想 
及川 信
一麦出版社 定価(本体1,900円+税)
2013年2月19日発行
「しるし」としての「奇跡」
 ヨハネ福音書を愛した新約学者松永希久夫の教えに基づく「釈義と黙想」から生み  だされた綿密な講解説教。  二つの奇跡は、あなたに、何を語りかけているのか。
ここに収められている説教は、ヨハネ福音書九章の「盲人の癒し」と十一章の「死人の復活」の記事に関するものです。両方とも「奇跡」と言う他にない出来事です。ヨハネ福音書はその奇跡を「しるし」と呼びます。イエスが何者であるかを示すものだからです。(「まえがき」より)

■ アダムとエバ物語  説教と黙想  
及川 信
教文館 定価(本体1,800円+税) 
2012年2月20日発行
あなたはどこにいるのか  神に祝福され、愛と信頼の楽園にいたアダムとエバ。彼らが、自らの欲望と罪の世界に  歩み出した時、彼らとその子孫が得たものは何だったか。
創世記のエデンの園の物語やいわゆる楽園追放の物語は、多くの人々が一回は耳にしたり絵で見たりしたことがあると思います。でも、その物語の中に込められている内容は何度読んでも汲み尽くせないものがあります。・・・・・読者の皆さんが、それぞれ想像力を使って聖書の世界に入り黙想を深める一つの参考になれば幸いです。(「まえがき」より)

■ ノアとバベル物語   説教と黙想  
及川 信
教文館 定価(1,800円+税) 
2012年2月20日発行
なぜ人間の傲慢と欲望は尽きないのか 堕落した世界を一掃する洪水から救われたノア。しかし、祝福されたばずの彼の子孫は 塔を建て、神になりかわろうと試みる。神の裁きと赦しはどう下ったか?
二一世紀は、いわゆる「テロとの戦い」が続く世紀となりました。・・・・・我が国では東日本大震災と福島第一原発事後があり、自然と敵対し征服しようとしてきた私たちの生き方そのものが問われていると思います。そういう時代に、ノアの洪水物語やバベルの塔の物語が何を語り掛けて来ているのかを深く聴きとっていきたいと願っています。(「まえがき」より)

■ アブラハム物語 上 説教と黙想
及川 信
教文館 定価(1,800円+税) 
2011年2月9日発行
信仰と疑いの間を揺れ動くアブラハム
「生まれ故郷を離れ、私の示す土地に行け。あなたの子孫にこの土地を与える」との主の言葉に従い、妻の不妊と流転の重荷を背負い、約束の土地を目指して旅立つ高齢のアブラハム。神を信じながらも、疑いを抱き、過ちを繰り返す彼に下された命令と約束は、いかにして成就するのか。2005年9月から約2年間、日本基督教団中渋谷教会の主日礼拝で語られた説教より、上巻は創世記11章10節から18章までの説教を収録。

■ アブラハム物語 下  説教と黙想 
及川 信
教文館 定価(1,800円+税) 
2011年2月9日発行
アブラハムが“信仰の父”となるまで
罪を重ね、堕落し自らを破滅させていく人間に、それでもなお救いと憐れみの手を差し伸べる神。その神と出会い、約束を信じて“信仰の父”となったアブラハム。「独り息子を生贄として捧げよ」という過酷な試練の先にあったものとは。2005年9月から約2年間に渡り、日本基督教団中渋谷教会の主日礼拝において語られた説教より、下巻は創世記19章から25章までの説教を収録。巻末の黙想は、本書のために書下ろされたもの。